12/5/2021 up   ホーム  インデックス

pin 無実、事実、不実




気仙沼の中心市街地で運転中。前の車、運転者の左耳元で白く四角い物が時折、揺れる。「運転しながら電話かよ」。右折レーンで停車した、その車を追い抜きざま、運転席をにらみつけた。
すると携帯電話ではなく、左耳には、マスクがぶらぶら。
暑い日だった。車を出る際、着用を忘れまい——と片方を外していたのか。当方の一方的な思い込みだった。まさにぬれぎぬ。
コロナ禍。酒席が減った分、本を購入。白眉はハンス・ロスリング著「ファクトフルネス」。13の3択問題で読者の「思い込み」を打ち砕く。「現在20億人いる15歳未満の子ども。2100年、国連予測では何人になる」① 40億  ② 30億  ③20億。
答えは③。欧米諸国の有識者アンケートで正解率は軒並み10%以下。アフリカで栄養失調に苦しむ子どもの映像が頭に浮かぶが、ここ20年、乳幼児死亡率はワクチン普及などで劇的に低下。多くの国が「多産多死」から脱却しつつあるのだ。。
私たちはカビの生えた古いデータ(註1.に縛られている場合が実に多い。常にアップデートが必要なのに…。著者は「焦りこそが最悪の本能」とも指摘。不正確な情報でコロナ不安をあおり続けたテレビ番組などは典型的か。
昔々、とある所の笑い話。イモが大好物の女子学生(註2.、バスが揺れ不覚にも「プッ」。目の前には病弱そうな男性。とっさに「おじいさん、おなか大丈夫ですか」。おもむろに男性。「おれが腹壊すと、何でおめぇが屁ぇーすっけ」。田舎の年寄りなら人混みだろうと…。世間の思い込みを悪用しようとして失敗——というほら話。お後がよろしいようで。


(佐藤 紀生)



註1.:カビの生えた古いデータ
・昔から年寄りがよく云う、今時の若い奴らは… ってのが典型的なカビの生えた古いデータに縛られた発言だ。私も自戒したい、なんてのは自分を引っ張り出して遠回しに説教するみたいな古くさいやり方?いずれにせよ、古いデータに縋るのは楽で、アップデートするのは面倒なんだよね。鎌倉はいい国作ろうじゃないし、コレステロールはそんなに悪くないし、マスクは効果があるとか。

註2.:イモが大好物の女子学生
・芋を食べるとオナラが出る、と云うのもカビの生えた古いデータだけど、これは今はあんまり言われないよね。つうか、オナラとか臭いものを表に出すことを嫌がる感じかな。それもアップデートすべきデータなのかな?(以上:あずみ)


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Just Another Onionhead-Da da Dali / by Todd Rundgren