6/25/99 up   ホーム  インデックス

pin 狼煙からEメール




「明日会いたい」と相手に伝えたい。どのくらい手段があるのだろう。相手との距離もあるが、まあ勝手に気仙沼−仙台間というローカルを勝手に想定する。さていくつ思いつくだろうか。
電話、手紙、FAX、電子メールというのは現代の最も一般的な連絡方法だろう(電話も携帯、PHSと自宅と会社と連絡先などで細分することもできるけど、ここでは一つにくくっておく)。今は少なくなったが、ちょいと昔なら電報というのは、緊急時の連絡に力を発揮した。一時の勢いがうそのようだが、ポケベルでメッセージを送ることも可能だ。あらゆる方法というのなら、宅配便でくだんの一文、もしくは音声テープを送るというのも手だ。知人を介して間接的に伝言を頼むこともできる。さらに直接会って、その旨を告げるという裏技もある。はては目立つ犯罪を引き起こして、テレビカメラに向かって「明日、会いにいくぞ!」と叫ぶのも手だ(逮捕されたら終わりだから、ちゃんと逃亡しましょう)。金があれば、新聞広告やテレビコマーシャルを使ってみよう。手旗信号や狼煙(のろし)はちょいと距離が有りすぎるし、第一相手が解読できないという難点もある。モールス信号も、アマチュア無線もしかり。仮死状態になって相手のまくら元に立つというのは、奇抜だが、生き返れる保証がないのがつらい。テレパシーという特殊能力も残念ながらない。
相手が恋人ならば、彼女に「明日、会いたいの」と逆に言わせるっていう“以心伝心”が究極の手段なのだろうけど、これにはもう縁がないなあ。ちぇ。

(佐藤 紀生)



註1.:その他に思いつく手段
・その他に、まず思いつくのが糸電話(おれは小学生か!)だが、やっぱ電話の一種かな。あと、潜水艦の伝声管だが、仙台気仙沼間に敷設するのは大変か。彼女の最寄りの駅の伝言板に書くと云う手もあるし、地元のラジオ局の番組を利用するってのもある。それからそれから新聞の探し人欄というのは超古典的だぞ。ヘリコプターをチャーターしてビラをまいたり、飛行機で煙を出して字を書くってのもあるな。名犬ラッシーを使って、連れてきてもらうってのもありだ。回覧板をこしらえて回すのもいい手だし、黄色いハンカチをはためかせるってのもあったな。さらに、人を雇って誘拐してもいいかも。そこに、踏み込んで彼女を救い出しめでたしめでたし、ってそれじゃ下手なドラマか。
・あとは妖精にお願いしたり、式を飛ばして伝えたり、黒魔術であやつったり、惡魔と契約して支配したり(うああ)、いろいろ変なことを思いつくぞ。(この項、あずみ)
ya1 馬鹿ミニ ya2

Postcards From Hollywood / by Ned Doheny