![]() (佐藤家の日常から19)
![]() ![]() ● 東京から帰ったあきは、疲れから熱と吐き気で一日寝込んだ
医者で薬をもらってすぐに直ったが、東京ではのぼせて5回も鼻血を出す#(1)など、体調が悪くともにぎやかなやつだ。鼻血では弟のタオルケットと枕カバーまでも汚してしまった。本当に弟にとっては迷惑だなあ。うはは。
そのあき。前から左脚ふくらはぎに、五百円玉大のガサガサした浮腫というか皮膚炎があった。ややかゆみがあるものの、痛いわけでもないので放っておいたそうだ。皮膚科も兼ねている医院だったので、ついでに見てもらったという。
「ああこれ。ふーむ。湿疹かな? でも、もしかしたらカビの一種かもしれないなあ」
このカビという言葉はインパクトがあった。
「えっ、カビ」
「げっ、カビ」 「そっ、カビ」
げっ、と驚いたあきに、さっそくガイが突っ込みをいれる。
「あんだ、誰からうつされたの、カビなんて。しかもカラスの行水だから大きくなったんじゃないの」
「湿疹だよ。カビじゃないってば」 「まあまあ、お母さん。湿疹かもしれませんから」 「そうですよね先生。カビじゃないないですよね」
しかしガイの頭の中は、もうカビ犯人説で確定。
「カビ、心配ないんでしょうか」
「だからカビじゃないってば!お母さんしつこい」 「まあ万が一、カビでも赤ちゃんがよくかかる、あせもみたいなもんですしね」 「でもカビだなんて」 「もうカビ、カビってうるさい。私、お腹痛いんだから」
その後、病院を出てからも場外バトルが、家までの帰路五分間は続いたらしい。
帰ってからは、心ない父親からも「本当はカビじゃないのか?あき」「カビならペニシリンがつくれるぞ、うははは」などとからかわれる始末。
残念ながら、もとい、大変喜ばしいことに、湿疹の薬を塗って、あっけなく完治。まことに残念ながら、カビ疑惑は吹き飛んでしまった。
中学生になって、巨大耳カスは自己処理できるようになったあきだが、カビでの皮膚炎は意外と多いし、女の子でも代表的なカビによる皮膚炎である水虫に罹るケースが増えているらしい。十分気をつけてほしいぞ。万が一なったら、お父さんにうつしてほしいような、ほしくないような。#(2)
( のりお )
![]() ![]() ▲あずみによる脚註
真性カビ菌の保有者わたしの経験だと、水虫のとなりに湿疹が出来るとかなりやっかい。水虫は湿疹の薬が大好きで活発になるんだよね。のりおくんにはセットで感染(うつ)して上げたい
1.) 東京ではのぼせて5回も鼻血を出す:
そう云えば、中学の修学旅行で東京に泊ったとき、鼻血を出して大騒ぎしたのは、のりおくん、きみではなかったっけ?やっぱ、DNAだなあ。
2.) うつしてほしいような、ほしくないような:
のりおくんは、水虫にあこがれているらしい。詳しくはこちら(水虫の誘惑)▼をどうぞ。 |