11/22/2021 up   ホーム  インデックス

pin ピリカ・ケセモイ




「ピリカ ピリカ モコロ ハンペイ」(註1.
母方の祖母は大船渡市三陸町綾里の出身で、アイヌの子守唄だと聞かされた。「ピリカ」は北海道産米の品種「ゆめぴりか」に使われており、「美しい」という意味。「モコロ」は「眠る」。「ハンペイ」は不明だ。子守唄なので「わが子」とか「幼子」とかいう意味かもしれない。哀愁を帯びたメロディーが今でも耳に残る。
気仙沼という不思議な地名。古くは「計仙麻」(ケセマ)と呼ばれた。諸説あるが、アイヌの言葉で「南端にある入り江」を意味する「ケセモイ」からという話が、個人的には一番しっくりくる。
最新のDNA解析で、日本人のルーツの一つである縄文人のそれは、他のアジア人と大きく異なった配列であると判明した。大陸からの渡来人と混血し、今の日本人の大本ができたのだろう。
母方の祖父は滋賀県出身、父は南三陸町歌津生まれなので、私は「関西人クオーター」。小金にはうるさいのは近江商人の血からか。
港町・気仙沼は多くの人が出入りし、さまざまなDNAが紡ぎ上げてきた風土。それは人に限らず、交流が生んだ知恵や技術を含む。森と海に生き、農耕せずとも(註2.穏やかで高度な文明社会を築いていた縄文人と、進取の精神にあふれた渡来人。いいとこ取りで行きたい。


(佐藤 紀生)



註1.:「ピリカ ピリカ モコロ ハンペイ」
・YouTube を調べてみると、子どもの歌として「ピリカピリカ」と云うのを見つけることはできた。この曲は昭和30年代に本土でも紹介され少し有名になったようですね。

註2.:森と海に生き、農耕せずとも
・最新の調査などによると、縄文人も農耕をしていたと云うのが有力のようですね。タネをまく縄文人: 最新科学が覆す農耕の起源。 寒い土地で冬を越すためには、農耕して作物を蓄えるたくなるよね。 (以上:あずみ)


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