4/19/2000 up   ホーム  インデックス

pin すこやかにのびのびとぽかぽか




気仙沼市健康管理センターは「すこやか」、同じく総合福祉センターは「やすらぎ」である。
気仙沼市のみならず、今や公共施設は愛称だらけだ。最近は、保健とか介護とかの癒し系(?)の施設はおしなべて、ひらがなの愛称が流行している。お堅い漢字や意味不明の横文字が並ぶよりはましだとは思うけどね。
そのうち地域交流センターにも「はまらいんや」(註1.)なんて愛称がつくかもしれない。どうせなら市役所の愛称も募集したらどうだろうか。えっ?「のんびり」「あたふた」「むっつり」・・・だって?そりゃ、一生懸命仕事している人に失礼だ。「てきぱき」「びしばし」「にっこり」といきたいぞ。
でも愛称もよく考えないととんでもない間違いを起こしそうだ。
例えば公立気仙沼総合病院が「伸び伸びした温かな雰囲気の医療と、寿命が延びる」をコンセプトにつけた愛称が「のびのび」。するとなぜか退院が「延び延び」になる患者が続出。医療スタッフは目の回る忙しさに、のびちゃったーなんてのは、まずい。
しかし世の中だもん、笑うに笑えない愛称を持つ公共施設もあるのではなかろうか。バブル期に湯水のように補助金をつぎ込んで第三セクターで作った温泉施設「じゃぶじゃぶ」。全国探せばどこかにあるぞ。
いまここに、警察キャリア専用保養所のパンフレットがある。愛称は「ぽかぽか」。施設紹介にはこうある。
「大ポカを連発する部下のため、うるさいマスコミにポカポカたたかれて心身ともお疲れなあなたのための施設。傷ついた自尊心と経歴を、慣れ親しんだぬるま湯が体の芯までぬくぬくと温めます。半年ほど静養すれば、湯冷めはしませんが、ほとぼりもすっかりと冷めるでしょう。ポカポカと日の差す表舞台への復帰をサポートします」

うーむ。ノンキャリアのおれも保養させてくれ。

(佐藤 紀生)



註1.:「はまらいんや」
・「気仙沼みなとまつり」用ジャパニーズ・ディスコミュージック。港祭り前夜祭では、グループを作り「海の道」で踊りを競う。「はまらいんや」とは「どうぞ仲間にお入りなさい」の意味。(この項:のりお)
・2000年8月、地域交流センターのはいっているビル(ワンテンビル)の一階に、なんとなんと「はまらいん家」という食事処がオープンした。こんなことでいいのか?(この項:あずみ 10/25/00)
ya1 馬鹿ミニ ya2

Tell Me When My Light Turns Green / by Dexy's Midnight Runners