10/11/2004 up   ホーム  インデックス

pin ストレス・ストレス




アメリカの学者が作った「社会的再適応評価尺度」(註1.というのがある。くだいた表現にすれば「ストレス度ランキング」といったところ。五千人の心身症患者を対象に調査した。
それによると栄えある(?)1位は「配偶者の死亡」。なるほど。2位は「離婚」。ふむ。次いで「配偶者との別居」「自身のけが・病気」「家族の死亡」「失業」などがベストテンに並んでいる。確かに深刻な事態だ。意外なのは7位「結婚」。慶事にも大きなストレスが潜んでいる。
ランキングは「家族の健康悪化」「妊娠」「転職」「親友の死亡」「夫婦げんがの増加」「大金の出費や借金」「進学で子供が家を去る」「習慣の変化(断酒、禁煙)」「入学・卒業」「上司とのトラブル」などと続く。個人的には娘が進学で東京に行ったし、禁煙したばかりだし(註2.、夫婦げんかはしょっちゅうだし、ストレス度は高いかも。
縁はないが「目立った業績」もストレスという。昇進して自殺する人もいる。ランキングには「クリスマス」「休暇」も入っている。えっ何で?
こうなるとすべてがストレスか。アテネ五輪・柔道競技を応援し「おれも100Kg超級」とオヤジギャグを飛ばす中年太りの夫も。合併という「結婚」を前に、すねたり、だだをこねているようにしか見えない議員(註3.も。世の中ストレスの種は尽きない。うまく「いなして」いきたいもんだ。

(佐藤 紀生)



註1.:「社会的再適応評価尺度」
・1967年にアメリカの社会学者ホームズと内科医レイによって作られた。人の病気は、生活上の出来事から受ける刺激(ストレス)も原因になっているという考え方は実証されているが、その生活上の出来事(ライフイベント)のストレスを数値化したもの。ネット上でも様々な形で紹介されているが、ハムコの隠れ家紹介されている表が分かりやすいですね。ただし、1967年にアメリカで作られたもので、いまの日本でどれだけ当てはまるかはちょっと謎だし、同じストレスでも個人によってそれをどう受けるかに差があるので、参考程度に思っていただくといいかも。

註2.:禁煙したばかりだし
・こんどはうまく禁煙できるといいね。喫煙者が多い環境にいる非喫煙者にはかなりのストレスがかかると思うので頑張ってね(と余計なプレッシャーをかけるのもストレスになる)。

註3.:すねたり、だだをこねているようにしか見えない議員
・いわゆる平成の大合併で気仙沼市でも合併を控えているし、近郊の歌津町志津川町の合併でも歌津町議会議員がだだをこねて町民を困らせていたりする。ともかくのりおくんはあまりのバカ議員ぶりに腹をたて日々(ある日の日記参照)ストレスを受けまくっているのだ。(以上:あずみ)

ya1 馬鹿ミニ ya2

Quiet Life / by Japan